真夏の夜の電源喪失
いつもならお盆の時期は渋滞や宿の予約が取れなかったり異常に高かったりするので、自宅に居ることが多かったのですが、家族は阿波踊りを観たことがないというのでアドリアで行くことにしました。
徳島市内で臨時のオートキャンプ場が開設のを待ちきれず「鳴門天然温泉 あたらえの湯」のRVパークを2連泊で予約しました。
早めの予約でしたが電源サイトはすでに埋まっており、しかたなく電源なしのサイトを申し込みました。
今回、アドリアで初めての真夏の連泊。それも外部電源なしの環境で、どこまでサブバッテリーが持つのか?半分実験旅行でした。
事前に状況がわかっているので、なるべく走行時はしっかり充電しつつ車内もインバーター経由でリアエアコンを稼働して冷やすように心掛けました。
※今から思うと、これがバッテリーに負担を掛けていたのかもしれません。
走行時に、リアエアコンを稼働させるとやはり充電効率はグッと落ちていたようです。
通常ならすぐに100%充電されますが、数時間走っても80%程度の充電でした。
しっかり車内を冷やしておけば、停車時も負担が軽いだろうと思っていましたが、日本の夏はそんなに甘くはありませんでした。
むしろ走行時は充電を優先し、エンジンの前方エアコンとサーキュレーター(扇風機)を有効に使うほうが良かったと思います。
宿泊地に到着すると、外部電源がない限り充電するすべはありません。
最低限、(真夏は)満充電状態で宿泊地に到着できるようにすべきだったと感じました。
1日目の夜は、残りのバッテリーに慎重になってしまいエアコンを止め、窓やルーフを開けて冷房なしで寝ました。
大阪に比べて涼しいとはいえ、熱帯夜の中で汗をかきながら一夜を過ごしました。
2日目は、近郊を走りましたが充電量はあまり上がらず80%くらいで夜を迎えることになりました。
前夜は寝苦しかったのでリアエアコンを使うことにしました。
なるべく高めの温度設定で、バッテリーの負担を多少なりとも軽くしました。
結果、夜中に充電量0%となり、案の定サブバッテリーの電源が喪失してしまいました。
サブバッテリーが0%となると、いろいろ支障が出てきます。
照明がつかないのはさておき、ポンプが使えないのでトイレの水も流すことができません。
ナビも使えないので、付属するwi-fiもアウトです。
エンジンを掛ければ多少なりとも充電できるのですが、周りにキャンカーも泊まっているので早朝からアイドリングもできません。
申し訳ないですが、一旦、場所を移動して広い場所でアイドリング充電をすることにしました。
しかし、エンジンを掛けると「ピーッ」という警告音が鳴りました。
通常、エンジンがかかるとエントランスの電動ステップが自動的に収納されるのですが、サブバッテリーがないため収納できず、警告音が鳴りっぱなしの状態になってしまいました。
このままでは道路を走ることもできないので数十メートル先の広い場所に移動し、少し充電ができるまで待ちます。
少し充電ができたのでコントロールパネルのスイッチを入れ、ようやく警告音も鳴りやんでくれました。
このまま予定を繰り上げ、走行充電を兼ねて次の目的地の小松海岸まで移動することにしました。
20分余りの移動ですが、充電も30%近くまで回復してくれました。
【まとめ】
●真夏の時期のリアエアコンは想像以上に電力を消費し、サブバッテリーに負担を掛けます。
●真夏に走行充電しながらリアエアコンの使用は可能だが、充電は十分にできません。
●真夏に外部電源が確保できない場合は、リアエアコンは充電量(使用量)を確認して使用するように。
●一旦、サブバッテリーが0%になると復旧に少々手間取ります。
一時はどうなるかと思いましたが、いい経験になりました。
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