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アルデ(床暖房)の検証

冬の旅行・車中泊に向けて、アルデの床暖房の性能チェックをしてみました。
まず、アルデの床暖房システムのおさらいです。

アルデ床暖房は、車内の床壁、後部収納庫にパイプを張り巡らせ、そのパイプの中を温まった液体が流れて車内を暖かくするシステムです。
欧米住宅のセントラルヒーティングに近い形です。
メリットは、車内全体を床からほんのり気持ちよく温めてくれて、また温風が出ないので温度のムラが少ないことです。
リビング・ダイネッティのほか、後部ベッドルーム、トイレ化粧室、シャワールーム、後部収納庫、グレイタンク(排水タンク)まで温めてくれます。
※収納庫の暖房は、上がベッドルームなのでベッド下から暖房するためだと思います。またグレイタンクの暖房は、冬場のタンクやパイプの凍結防止のために行います。
また、パイプの中の液体(クーラント)は、エンジンの熱で暖めますので走行時は経済的です。
エンジンが止まっている時は、プロパンガスでボイラーを暖めます。
補助的にバベスト(FFヒーター)がエンジン側に設置していますので、エンジンの暖機とクーラントの予熱ができます。
デメリットとして、停車時(エンジン停止時)は、温度の立ち上がりに時間がかかります。
今回は、エンジンを掛けずにどれくらいで車内が温まるか検証してみたいと思います。

①今回はプロパンガスで暖房準備
②開始前の室温を計る。※12月26日11:47 室温7.9℃/湿度54%(Govee)・室温10.0℃(アルデ)
 
③ヒータースイッチON
この時、パネル下の「ヒーターエクスチェンジポンプ」スイッチを入れます。
ポンプで強制的にクーラントを送りだします。
ただし、エンジン使用時はスイッチを切ってください。

④運転席側バベストスイッチON

※バベストでクーラントの予熱
【約5時間後】
室温を計る。※12月26日16:33 室温18.6℃/湿度45%(Govee)・室温23.0℃(アルデ)
 
■Goveeの温度・湿度のログ ※色がついているところが床暖房稼働

結果、Goveeの温度計で最高室温19.3℃に達したのは、15:30ごろです。
床暖房開始から約4時間後です。
肌感覚で言えば、床が温かいので1時間後には「暖房が入っている。」という感覚でした。
床暖房で部屋の空気全体を暖めるには時間がかかりますが、足元が温かいのでそれほど寒さは感じなかったです。

【結論】
いろいろな条件(気温、陽射しの有無、乗車人数など)がありますが、やはりプロパンガスで室内を暖めるには時間がかかります。
エンジンを掛けたり走行できるようなら少しでもクーラントを暖め、車内を暖めた上でエンジンを切り、プロパンガスに切り替えて床暖房がいいと思いました。
ちなみに、外部電源で電気のみでボイラーを暖め、床暖房を試してみましたが思ったほど温まりませんでした。

この冬も雪国の車中泊を予定しています。
また報告いたしますのでお楽しみに。

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