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ポータブル冷蔵庫(100Vと12V電源)

【現状】
アドリアには、キャンピングカーにしては大きい142Lの冷蔵庫があります。
稼働は、サブバッテリー、外部電源、プロパンガスの3wayを自動、あるいはマニュアルで選択できます。
十分すぎる設備ですが、その環境に慣れてくると「不満」ではありませんが、「もう少しよくならないかな?」と要望が出てきます。具体的には・・・。
・冷凍、冷蔵のお土産で冷蔵庫がいっぱいになる。
・別にクーラーボックスを積んでいるが、保冷剤や氷の補充が煩わしく長時間保冷できない。
・夏場は冷蔵庫の冷えが悪い。安定して冷えて欲しい。

冷蔵庫に関する情報を集めていると、この3wayの冷蔵庫を降ろして100Vの家庭用冷蔵庫に載せ替えた方もいらっしゃいました。
まだそこまで勇気がないので、今の冷蔵庫を補完するクーラーボックスの在り方を考えてみました。

現在、クーラーボックスは後部収納庫にあり、旅先で買った冷蔵食品などを保冷して使っています。
しかし、あらかじめ保冷剤や凍らしたミネラルウォーターを一緒に入れて保冷しています。
それが溶けると氷を買ったり、車内の冷凍室の保冷剤と入れ替えて・・・という作業の繰り返しでした。
保冷性能のいい高価なクーラーボックスでも何日も持たないので不便さがでて、どうにかならないのものかと考え始めました。

【改善案】
同じ後部収納庫にはポータブル電源が置いていますが、今は使わないまま鎮座しています。
先日、12Vのシガーソケットからポータブル電源に充電できるようにしましたが、使わないなら意味ないなあと思っている時に「それならポータブル冷蔵庫を繋げば、100Vで保冷できるのでは?」と。
アイデアとしては、
①ポータブル冷蔵庫を、ポータブル電源の100Vに繋いで冷やす。
②ポータブル電源は、車両の12Vシガーソケットから充電する。
※インバーター経由で100V充電も可
※ポータブル冷蔵庫を直接12Vシガーソケットと繋ぐこともできますが、サブバッテリーがONになっていないと冷却しません。サブバッテリーのON-OFFにかかわらず、ポータブル電源さえONになっていれば冷却できるという判断で、要は「バッファ」的な位置付けです。

【Ecoflow Glacier Classic 35L】
ポータブル冷蔵庫の機種選定ですが、お安いものから高価なものまで幅広くありました。
電源のないキャンプ場や現場などバッテリーメインで使うタイプもありましたが、基本的に12Vか100V電源のある環境を前提で探すことと、現在のEcoflowポータブル電源との相性を考えると少々効果になりますがEcoflow Glacier Classic 35Lに決まりました。
容量は35L、45L、55Lの3種類あり、サイズ的にはそれほど変わりませんが、アドリアの冷蔵庫の補助なので35Lを選びました。

ポータブル冷蔵庫
箱が届くと、やはり大きいです。
あの大きなアドリアの後部収納庫の幅にすっぽり入る大きさです。
ポータブル冷蔵庫
▲アドリアの後部収納庫に収める
ポータブル冷蔵庫
▲100Vをポータブル電源から取り、アドリアの12Vシガーソケットからポータブル電源を充電
ポータブル冷蔵庫
▲容量は必要最小限で十分か。

【テスト稼働】
実際にテストで動かせてみました。
第一印象は、「冷却スピードが早い。」でした。
ポータブル冷蔵庫
▲本体の設定を-10℃に設定し、数十分で-3℃まで下がりました。
この時の消費電力が45Wです。
ポータブル電源
▲ポータブル電源の状況です。
シガーソケットから66Wで充電しながら、冷蔵庫の消費電力は83Wでした。
冷蔵庫の設定温度に達すると消費電力も下がり、使用できる時間も自ずと伸びると思います。
テスト結果は満足でしたが、実際に数日間の旅行をして試してみたいと思います。

と、ここまでまとめてから「ポータブル冷蔵庫の電源は、12Vより100Vが正解なのか?」「12Vはどんなメリットがあるのか?」と疑問が湧き出てきたのでChatGTPに聞いてみました。
EcoFlow ポータブル冷蔵庫の電源の違い

🔌 AC100V(家庭用コンセント)

  • 電源が安定 → 常にしっかり冷える
  • 長時間運転に安心 → 家庭、キャンプ場の電源サイトでの利用に最適
  • バッテリー残量を気にしなくていい

🚗 DC12V(シガーソケット)

電圧が不安定だとエラーが出ることもある (EcoFlowは保護回路が入っているので、電圧が低すぎると自動で停止する)
車内でそのまま使える → 移動中の保冷に便利
エンジン停止中は注意 → 車のメインバッテリーが上がる可能性あり

⚡ EcoFlow製ならではの利点

コンプレッサー式なので、12Vだから冷えが弱い…ということはなく、効率よく冷やせる
内蔵バッテリー(オプション) があるモデルなら、100Vも12Vも不要で数時間〜十数時間使える
ポータブル電源(同じEcoFlow製)と組み合わせれば、AC100Vで長時間運転可能

「EcoFlowのポータブル電源+EcoFlowのポータブル冷蔵庫」の組み合わせなら、すごく相性がいいです。


🔌 接続はどっちがベスト?

EcoFlowの冷蔵庫はAC100V・DC12Vどちらも使えますが、ポータブル電源と組み合わせる場合には 基本はDC12V接続がおすすめ です。

🚗 DC12Vでつなぐメリット

  • 変換ロスが少ない → ポータブル電源の直流をそのまま冷蔵庫に送れる
  • 効率が良いので稼働時間が長くなる
  • 発熱や無駄な消費が減る

🔌 AC100Vでつなぐ場合

  • ポータブル電源の直流(DC)→ 交流(AC)に変換 → 冷蔵庫内で再び直流に変換
  • 変換ロスが発生して消費電力が少し増える
  • でも安定性は高く、問題なく使える

⚡ 消費電力の目安

  • EcoFlow GLACIER(例)だと、冷却中は約50〜60W前後
  • 保持時は10〜20W程度に落ち着く
  • ポータブル電源「DELTA2(1,024Wh)」なら→ 条件次第で 1日〜2日くらい連続運転可能(冷却温度や外気温による)

🎯 結論

  • ポータブル電源と一緒に使うなら → DC12V接続が効率的で長持ち
  • 100V接続でもOK → ただし稼働時間はやや短くなる
  • 長期の車中泊やキャンプでは、 ✅ 走行中は車から充電 → 停車中はポータブル電源で運転 というサイクルがベスト。

という回答でした。
100V電源の方が冷却効率が高いと勝手な思い込みがありました。
すぐに接続をポータブル電源のシガーソケットに変更しました。

改めて、実際の冷却効率や稼働時間も報告します。
なお、貸し出しにつきましては、状況が整い次第お知らせいたします。

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