見慣れぬ警告ランプが点灯!!
順序がバラバラですが、一泊二日の二日目、つまり帰り道での出来事。
香住のRVパークをアドリアで出発し、一路大阪へ。
街を出て、雪が降る山間にさしかかったころ、見慣れない警告ランプが点灯しました。
絵柄をみても想像がつかず、とりあえず車を停めてマニュアルをチェック。
すると「アドブルーが不足のため、最低5リッター補給してください。」「アドブルーがなくなるとエンジンの再始動ができなくなります。」と、初めての我々には肝を冷やすようなメッセージです。
山に入ってしまったので、次の町でオートバックスを探し補給することに。
そもそも「アドブルー」とは・・・排出ガスをキレイにするために必要不可欠な高品位尿素水で常温で保存できる、無色・無臭の液体です。
一部のディーゼルエンジン車に搭載されている「尿素SCRシステム」で使用します。
「尿素SCRシステム」は有害な排出ガスを浄化するシステムで、窒素酸化物という有害な物質と化学反応を起こして無害化しています。
車種や走行状況によって異なりますが、1,000キロ走ると約1リットル減ります。
※高速道路での走行など負荷のかかる走行が多い場合は、より早いタイミングで補充が必要となる場合があります。車を使用中にタンクの中のアドブルー(AdBlue®)がなくなった場合、急にエンジンが止まるということはありませんが 一度エンジンを切るとエンジンの再始動ができなくなります。
グーグルで、オートバックスが次の町にあるとわかり安心しましたが、念のため電話で「アドブルー」の在庫を確認してもらうと「ありません。」との返事。
年末に、大阪のオートバックスで見ていたので在庫はあると思っていました。
急いで、ネットでガソリンスタンドなど在庫のありそうな店を探して、かたっぱしから電話しましたが、いずれも「在庫なし」。だんだん不安が増してきました。
無事、大阪に還れるのか?エンジンを停めたら再始動できないかも・・・。高速道路のガソリンスタンドなら在庫があるかも?
予定では、道の駅に立ち寄り買い物をすることになっていたので、道の駅の案内所で「アドブルー」を取り扱っている自動車整備か修理工場が近くにないか尋ねてみると、職員の方が親切に方々に電話を掛けて探していただきました。
一軒のところで、「うちにはないが〇〇さんのところにあると聞いたよ。」と聞き、すぐに〇〇さんに電話しました。
しかし、〇〇さんでは「在庫はあるけど品不足で売れません。」といわれ、初めて「アドブルー」不足が現実だと理解しました。
「アドブルー」「尿素」不足は新聞で知っていましたが、まさかここまで影響が出ているとは。
大阪まで、まだ200km以上走らなければならないので補給しなければひょっとして途中でエンジンが止まってしまうかもしれないので、なんとか5リッターだけでも分けてもらえないか。と切実にお願いしました。
「一見さんには売らないし、ガソリンを入れるお客さんに分けているだけ。うちは10リッターしか売っていないし。」というのでガソリン・軽油も満タン入れます。10リッターいただきます。と粘って契約成立しました。
念のために「アドブルー」10リッターのお値段を聞くと、なんとネット価格の約5分の1。桁を間違っているのかと思いました。
道の駅でお礼を言い、買い物を済ませて〇〇さんに向かいました。
〇〇さんは、親切で快く補給していただき、残りは容器のまま持ち帰ることに。
旅先では、いろいろトラブルに巻き込まれたり、初めてのことでパニクったりすることもありますが、落ち着いて冷静に考えれば、きっといい方法が見つかったり、助けていただく人が現れるものだと思いました。
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