発電機の防音ボックス製作④ 始動編
おおよそ出来上がったので、慣らし運転を兼ねて実際に発電機を始動することに。
今まで動いている発電機や船の発電機などは知っていますが、初めて買った発電機はどんなものか緊張します。
一応、YouTubeなどで扱い方や始動の注意点は頭に入っているつもりでした。
オイルを入れて、ガソリンを入れて、チョークに合わせて始動しますが、なかなか始動しません。
チョークを戻したりしてようやくエンジンがかかりましたが、全く安定せず低回転でゴボゴボッと唸るだけです。
おかしいな?と、一旦エンジンを切りパネルをチェックすると、本来「ガソリン」というところが「プロパンガス」になっていました。
燃料を「ガソリン」にすると、一発でエンジンがかかりました。
気になるエンジンの音は、自分の思っていた2倍くらいの大きな音でした。
この音では、住宅地などでは近所迷惑な騒音と思います。
迷惑の掛からない場所や短時間なら許される音量です。
簡易の「騒音計」のアプリで諮ると70dBを超えていました。
エンジンを掛けたまま今回作った防音ボックスに発電機を入れると、スーッと耳障りな高い音が消えてくれました。
「騒音計」の値は、平均で55dBくらいです。(距離は約1.5m)
高い音と音量は下がり、こもった低い音が聞こえてきます。
防音効果については決して完璧ではありませんが、初めての製作でそこそこ効果はあったと思います。
※環境音や距離など考慮し、改めて騒音計で測りたいと思います。
「騒音」とともに気になっていたのが「温度」です。
防音ボックスの給気側と排気側にデジタル温度計のセンサーをセットして、温度を監視しました。
負荷を掛けずに通常モードで30分間エンジンを掛けると、給気側は30℃まで多少温度が上がりましたが、排気側は113度まで上がりました。
※給気側のセンサーは、給気電動ファンの近くのため温度は上がりにくかったと思います。エンジン本体近くでは、やはり50℃を超えていました。
これは予想以上の温度でした。
高温になると電動ファンや防音材に影響が出ないか心配です。
防音ボックス自体も熱くなり、改めて対策を考える必要があります。
【今回のまとめ】
・発電機単体では、そこそこ大きい騒音。
・防音ボックスは、騒音をある程度カットしてくれた。
・完全に音を無くすことは難しい。
・排気口周りは100℃を超える。
・温度対策として、排気ファンのパワーアップと防音材の検討。
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