ふもとっぱら

アドリア　マトリックス・スプリームが納車されて富士山の麓「ふもとっぱら」に行ってきました。
目的は、車に慣れ、また車に問題ないか？シェイクダウンのための走行です。
しかし乗用車に比べて装備もたくさんあり、正直、短期間に慣れることは難しいですが、実際に使ってお客様に説明できるようにしたいと思っていました。
「ふもとっぱら」行きは、大人5名乗車で軽油も水も満タンにして大阪を深夜出発。
距離は、およそ片道390km。安定した走りで高速道路の横風や登坂区間も問題なく走行でき、広く明るい車内のせいか、後ろに乗る家族も楽しんでドライブできました。
「ふもとっぱら」では、まず、その存在感に周りの注目でした。
早速、サイドオーニングを開き、テーブルやチェアを並べ準備開始。
自宅で仕込んだカレーを冷蔵庫に入れて持ってきたので準備も簡単。ご飯は電気炊飯器で炊き上げました。
キャンプでは、なかなかここまで手早くできないと思います。
夜になって焚火を囲みながら話す時間は、日常では体験できない素敵なものです。
車の中に入れば暖かい部屋とベッドがあり、たとえて言うなら家をキャンプ場に持ってきたような感じです。
この日、天気予報の雨を心配していましたが、明け方になって雲が晴れ、満天の星空の下に富士山がシルエットで見えました。
この時は、富士山を本当に神々しく感じました。
辺りが明るくなるにしたがい富士山の表情も変化し、偶然にも山頂から日の出を迎えダイヤモンド富士を見ることができました。
もしホテルに泊まっていると、こんな景色も見ることができなかったかもしれません。
改めて、モーターホームで来てよかったと感じました。
もう一つの驚きは、車内の快適さです。
暖房は、床暖房と壁暖房でほんのりと暖かく、ベッドも大人5人がゆったり寝れる広さがあり、国産キャンピングカーにはない快適さを感じました。
お昼前には全て片付けが終わり、近くの温泉でゆっくりしたあと静岡経由で大阪に戻ってきました。
走行距離は約850km、平均燃費は約10km／リッターでした。
大人5名乗車、水タンクも満タンで、この燃費なら上出来だと思います。
不満はないかと言われれば、慣れていないせいもありますが、車幅が広く感覚をつかむために少し時間が掛かりました。
このモーターホームの良さは、なかなか写真や文章では伝わらず、実際に乗って体験していただかないとわからないと思います。
車体が大きい、運転が苦手、レンタル料金が高いなどマイナス要因はありますが、それを上回る良さを実感していただけると思います。
ぜひ、機会がありましたら、一度体験していただくことをお勧めいたします。